ソニックワールドアドベンチャー。
昼はハイスピードアクション、夜はコンバットアクションという二つの爽快感を味わえるゲームです。気持ちいいゲームプレイのほかにも2008年発売とは思えない美麗なグラフィック、バージョン違いで二度おいしいステージ構成、そしてお兄ちゃんなソニックが見られる王道感動ストーリー、国と昼夜で雰囲気がガラリと変わる音楽&オーケストラ&ボーカルテーマ…と好きなところを挙げるとキリがない、私の一番大好きなソニックシリーズの作品です。
作中でソニックは様々な国をモデルにした地域を訪れることになるのですが、物語の最初の舞台となる白い街並みと青い空に海が印象深い国「アポトス」のモデルとなったのが、ギリシャ・サントリーニ諸島とミコノス島です。
さて、この10月に、ついに念願のリアルアポトスを訪れることができました! わーい!
ソニックのぬいぐるみ(所持している中で一番お手軽サイズだったブムソニ)も連れて行って、聖地巡礼してきましたよ。
そのまとめ動画がこちら。
いやー本当に楽しい旅でした。
以下は動画に入りきらなかった、さらにたくさんの写真と解説です。一緒に旅行気分でぜひどうぞ!
一日目。
早速サントリーニ群島のメインの島・ティラThira(フィラFira)に到着!
早速の白壁と青い屋根の町並みに大興奮。まさにアポトスだ…!
青い海! 白い家! 黒い崖!
火山島の上に建てられた家々が成すコントラストの美しさ。
白い壁が基本になった理由はいくつかあるそうです。
ひとつは、白い石灰が安く手に入る素材だったから。
ひとつは、太陽光を反射して夏の暑さを抑える役目。
ひとつは、石灰の除菌作用で雨水を綺麗にするため。
ほかにも、白が清潔さを表すため、ペストが流行った時代から好まれたとか。
ゲームの中にもよく登場した青いドームの建物(ギリシャ正教会の聖堂)があちこちに。
青い屋根が多いのは、これまたコストを一番抑えられるからということだそうで。
自然界にあまり存在しない青色が安いというのはなんだか意外。
だんだん日も暮れてきて…
夕陽を眺める準備でくつろぎソニック。
沈んでいく夕陽をただ眺める、なんて贅沢なひととき。最高です。
意外とすごいスピードで沈んでいくので目を離せません。
ああ、地球って動いてるんだなぁ。
日が暮れて青が濃くなる中、やわらかいオレンジ色の光が街に灯されます。
ソニワドでさんざん壊した壺!
夜のお散歩もよいものです。
もちろんBGMは「Apotos - Night」で。
(実際に曲を掛けながら歩きました。最高だった)
二日目。
真っ青な空! 少し遠出をします。
Mesa PigadiaやRed Beachという赤砂の海岸に寄って…
Megalochoriという小さな町に到着。
ここ!! めちゃくちゃアポトスの冒頭カットシーンっぽいと思ったところ!!!
鐘がいっぱいついてるゲートがまさにそうでは⁈
地元民おススメのレストランAvlogyrosでおいしいご飯をいただいて…
(やっぱり海鮮が強い。伝統料理のナスとひき肉のグラタンMoussakaも美味しい)
ここもブーゲンビリアが素敵でアポトスっぽい!
公式が出してくれたSonic pictで、ソニックとチップが自撮りをしていた場面がぱっと思い浮かびました。↓
(この絵もキャプションも尊すぎるな…)
歩いて島を見て回るうちに再び夕暮れ時に。
眩しいくらいの夕陽。
もう10月後半なのにね。
今日もたっぷりTwilight Zoneを堪能しました。
三日目。
今日はティラからフェリーでミコノス島へ!
その前に朝のお散歩。
屋根の上にボートとな。
また壺! そしてこの形状の街灯! ソニワドで見た!!
そして猫。あっちこっちにいます。
さて、時間になったのでフェリーに乗り込み、ミコノス島へ出発!
甲板に出てみると風に飛ばされそうな勢い。
今日もいい天気です。
ミコノス島に到着!
着いて一息ついたらもう日が沈む。軽く散策してご飯を食べに。
非常にゲーム内モデルにありそうな建物に遭遇。
壁がとってもなめらか!
これもホテルみたいです。
そして晩御飯。
ここのご飯がめちゃくちゃおいしくて、翌日も食べに行きました。
特に海鮮リゾットTrachenotoがほっとする味で。
そして揚げイカFried calamariがシンプルだからこそ素材の味がそのままガツンとくる。旨い。最高。
ミコノスタウンの入り口に行くと、昔の建物が残されていました。
教会はずっと前からこのフォームなんだなぁ。
ウェアホッグのアスレチックアクションを思い出しそう?
ほら、そこにいい感じの出っ張りや扉が…!
これ! こういう細い石畳の路地を歩いてみたかった~!
白い石灰ベースの道に、黒くて大きい石がきっちり横並びなのが特徴。
もしライティングが青ければ、まさにWindmill Isleのステージ!
そしてやってきました! ミコノス島のシンボル、風車群!
いやー壮観。明日は明るいうちに来ますよ!
ソニックを撮ったつもりが猫さんにピントが合ってた。
こういう路地、いい…
店の出ている道は夜も賑やか。
4日目。
引き続きミコノス島散策!
朝日が昇ったころの港の様子。
遠くに風車群が見えます。
ホテルの入り口に咲く立派なブーゲンビリア。
花びらに見える赤紫の部分は萼(がく)です。
港に降りてお散歩。
※ぬいぐるみです
一般的な青い屋根の教会と…
珍しい方の、赤い屋根の教会。
3・2・1・GO! したくなる路地発見!
坂道っていいよね。
おっ? なにやら目立つ鳥の銅像が。
ペリカンのPetrosです。
昔ミコノスに流れ着いた傷ついたペリカン。世話をしてくれた人間の名前を付けてもらい、珍しさもあいまってミコノスのシンボルになったらしいです。
アポトスのステージにちらほらいるペリカンにも、しっかりモチーフがあったんですね。
向かい合う家がソニック&テイルスカラーだった。
面白い出っ張り部分、何に使うエリアなのかしら。
咲き誇る立派なブーゲンビリアの木とミコノスの路地。
入り組んだ路地を気の向くままに歩いていると、海側に到着。
風車群に近づいてまいりました。
海がエメラルドグリーンで綺麗。
右側を見るとカラフルな家々。
Little Veniceと呼ばれる、特におしゃれなカフェやレストランのエリアです。
再びやってきたよ風車群!
高台の上に建っており、当然風が強めです。
昔はこの岬に吹き付ける風を利用して麦挽きなどに使われていたのですね。
白い巨体に藁の屋根がなんだかかわいい。
動画に上げましたが、ここから後ろを振り返るとミコノスタウンが一望できます。
引き続き路地探索。
せまっこい階段とかもテンション上がる。
中には人が通るのが難しそうな、ハチャメチャに狭い路地もあり。
本当に探索し甲斐のある町です。
Windmill Isle - Dayの曲をかけてみたら、アポトス昼ステージの雰囲気をちょっと味わえるかな?
さて、小腹が空いたのでGyrosギロスを食べよう。
パンもお肉も柔らかく、ポテトも揚げたてで美味しい。
午後はPlatys Gialosという、ミコノスタウンからバスで10分南のビーチへ。
エーゲ海のエメラルドグリーンに浸かってきました。
水が本当に透明で良い。
ソニックもエメラルドコーストで一休み。
ミコノスタウンに戻って夕暮れ時。
目的のお土産屋さんを探して歩き回っていたら、また風車群に出会いました。
うん、この時間もまたいいね。
ウェアホッグの遠吠えが聞こえてきそう。
夜のミコノスタウンを再び堪能したのでした。
ああ、ミコノス最高。
5日目。
ティラ島に戻り、今日はサントリーニでも特に夕日が有名なイアOiaの町へ。
シーズンオフになったところなので、観光客は少なめでゆったりできました。
目当てのブルードームを探していると、観光客の列を発見。
みんなちゃんと並んでフォトスポットの順番待ちをしていました。
あーーー最高の眺め。
遠くに見える崖上の白い連なりは、元いたティラの町です。
HD版アポトス昼ステージにこんな感じのドームありますよね。QTEして周りをくるっと回るやつ。
ブルードームにテンション上がって写真を撮りまくっていたら、いつの間にか陽が沈む時間になっていました。
人だかりの方に向かっていくと、みんなそれぞれの観測スポットで待機中。
ゆったりとした時間を共有します。
横から見るイアの街。ここも急勾配。
さらに下にも小さな港があるのですが、今回はパス。
壁より高いゲート。
SD版のアポトス夜ステージAct3にあったような。
夜になって入ったレストランLotza、運よくテラス端の席をもらえて、なんとここからもブルードームが見えました。いい眺め!
そして退勤間際?のロバも歩いてくるのが見えた。
観光と物資運搬用に、サントリーニには欠かせない仲間です。
完全に日が落ちてから見るブルードームもまた格別。
素晴らしい眺めをたくさんありがとうのイアでした。
よくサントリーニと言えばこのビジュアル!と出てくるブルードームですが、本当に来た甲斐があった。
6日目。
ケーブルカーで降りたティラの旧港からボートツアーに参加し、火山口見学へ。
活火山であるNea Kameniへ。
国立自然公園となっています。
火山口まで登っていくと、大きなクレーター、そしてに煙を常に吐き出す噴火口が。
硫黄の匂い。大地の脈動を感じる。
でもご安心を、この場所は常にサーモカメラなどでライブ監視・解析されており、万が一噴火の兆候があればすぐに閉鎖されます。
火山の土でも懸命に生きる花々。
次はお隣の失活した火山、Palea Kameniのふもとでの温泉遊泳!
45°Cの硫黄泉が湧き出ている場所だけが土気色に染まっている。
温泉の湧き出る部分に着いたらたしかに温かく、時間になってもボートに向かって泳ぎたくなかったです。だって周りの海は普通に冷たい…!
ボートがロマンのあるデザインで良い。
相変わらず海がエメグリ。
そしてここにも真っ白な教会が。
さて、ツアー最後の目的地Thirassiaの島へ。
レストランに行ったらおこぼれを狙うネコの群れ。
島の上までえっほえっほと登ったら、これまた良い景色を見ることができました。
最後はボートでゆったりと、カルデラ地形やその上の白い家々を眺めてティラの旧港に帰るルート。昨日いたイアの町も近くで見えました。
Caldera boat tour, おすすめのツアーです。
旧港の土産屋トンネル。
旧港からの帰り道、せっかくなのでロバさんに乗せてもらいました!
結構人ごみに突っ込んでいきそうになるのでおっかなびっくり。
日が傾いてきたころ、ティラのメインスクエアへ。
これまでで一番の人の賑わい。
土産を買ったり町を探検したりしていたら夕暮れに。
良い景色を堪能できました。
これまでずっと晴れ続きで、本当に天気に恵まれていました。
7日目。
遺跡見学と灯台、Skaros城跡地。
3500年も前の遺跡Akrotiriを見学。
50年前まで火山灰に埋もれており、奇跡的に良い状態で発掘されてきています。
発掘され公開されている部分はまだ全体の数%にしかならない。当時の生活がここから少しずつ紐解かれている真っ最中です。
壺もいっぱいだ。
島のほぼ西端にある灯台へ。
穴の開いている不思議な岩!
今回は行きませんでしたが、サントリーニ名産のトマトについていろいろ分かるらしい「トマト博物館」。その近くにあるローカルレストランFisherman's houseで昼ご飯。これがまた大当たりでした。
フライはどれも揚げたてのサックサク、あと野菜料理もあるのがポイント高い。
ここもおすすめです。
Firostefaniの町に戻って…
最後の夕陽はSkaros城の跡地で迎えることに。
最初に泊まったホテルからも見えていた面白い岩に興味津々。
この奇石のあたりには昔要塞が建っていたそうです。
この岩自体に登ろうとする猛者もいました。
要塞跡から下に続く細い道を行くと、こんな素晴らしい景色に出会えました。
夕方のアポトスもソニックに駆け抜けてほしい。
こんな崖下にも教会を建てるとは。ギリシャの人も信心深い。
ここの鐘、外に紐がつながっていて鳴らせちゃいました。いい音。
とってもアポトスを思わせる場所でした。
景色に感動しすぎて、後半ソニックと一緒に撮るのを忘れちゃってたのが心残りですが。
という感じで、素晴らしい景色と美味しい食べ物、聖地巡礼をフルで堪能できた最高の一週間でした。ずっと天気にも恵まれたのが本当にありがたい。また絶対行きたい!!!
ソニワドのモチーフになったほかの場所も、いつかソニックを連れて訪れてみたいな。ホロスカは南極としたら結構難易度高そうだけど…
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一日一日噛みしめて。