ソニック聖地巡礼の旅、第二回です。
前回のアポトスへの旅から早二年、今回の目的地はイタリア! 早速行ってみましょー!
ソニック聖地巡礼としては三か所も訪れることができました。
まずは簡単にまとめた動画をどうぞ。
ソレアナ公国(ヴェネツィア)
スパゴニア(シエナ)
カオス島(エトナ火山)
今回も本当に楽しい旅でした。
以下は動画に入りきらなかった、さらにたくさんの写真と解説です。一緒に旅行気分でぜひどうぞ!
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ソレアナ公国・ヴェネツィア(ヴェニス) Venezia
2006年発売の「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」(通称「新ソニ」)の舞台となるソレアナ公国は水の都。そして水の都と言えばヴェネツィア!
いつか行ってみたいと思っていた長年の夢が今回の旅で叶いました。今回のイタリア旅行のスタート地点です。
水の都のヴェネツィアは海に浮かぶ島々で構成されています。
車で入ることはできるものの、市内では船が唯一の移動手段。
海上に伸びる線路で電車の終点駅までたどり着くと…
駅を出てすぐ目の前が大きな水路!
今まで見たことのない風景にテンションが上がる。
しかし今日はなんとヴェネツィアの交通の要である水上バスがストライキで走っていないだと…?!
仕方がないのでホテルまで40分徒歩です。小さい町でよかった。
ついでに早速観光をば。
すでに日が落ちてきている水の都。灯りが水面に反射するのが綺麗です。
イタリアンカラーのスイーツなど。
「カモメに注意」
ヴェネツィアには800以上の橋がかかっているそうな。
早速ゴンドラ乗りの船頭さんを発見。
夜間でも追加料金を支払えば乗せてくれるそうです。
静かな水面をゆっくりと進むゴンドラ、ムードたっぷりですね。
ゴンドラ・チョコレートファウンテン⁈
なんと土産屋にソニックとナックルズを発見!!
隣に一杯あるマグネットはカーニバルでつける仮面のデザイン。
ヴェネツィアは夜も素敵。人の出も少なくありません。
夜のサン・マルコ広場にやってきました。
なんだか見覚えがある場所ですよね…?
そう、ここはシルバーとの初対決の場…!
どこからともなく「無駄だァ!」という声が聴こえてきそうです。
前面が改修中のサン・マルコ大聖堂。
中には翌日入ることができました。
橋をたくさん渡り、複雑な路地で迷子になりながらもそれを楽しめるヴェネツィアの町。
翌日、朝一で外に出ると遭遇した面白いもの。
それはヴェネツィアのごみ回収のやり方!
路地が細く車が走らないこの町では、数人のごみ回収員たちが同時にカートを引いて一軒一軒訪問し、ごみを提出してもらい…
(時には上の階の住人が紐で一階部分まで吊り下げたごみ袋を回収し…)
カートがいっぱいになったら水路に止めてある大きなごみ収集船へドロップオフ!
空になったカートを引いて次の回収に向かいます。なるほどー!
現地に赴いて実際目にしないと分からないことに遭遇する、これが旅の醍醐味ですよね。
水の三差路に佇む、煙突が特徴的な黄色い家。
昼に見るとさらに不思議な町並み。
広場の銅像。こういうのソレアナにもありましたね。
大水路を跨ぐ四つの大橋のうちで一番古いリアルト橋。
昔は木造だったそうですが、途中で石造りに作り替えられました。
橋からの大水路の眺め。これぞヴェネツィア。
橋を渡ってきたに向かったところにある素敵な広場。
昔ながらの表記の仕方をする24時間時計。
新鮮そうな果物や野菜がいっぱいの屋台。
この日は水上バスが復活していたので、午前中は北の方にある別の島へ足を延ばしてみました。
まずは Murano ムラーノ島。
ガラス工芸で有名な場所です。
ヴェネツィアングラスといえばムラーノ産のもの。
メイン通りにはガラス工房とそれに付属する販売店がずらり。
お次は Burano ブラーノ島。
ここの家々はとってもカラフル!
昔漁師たちが霧の中でも自分の家を見つけられるように派手な色に塗った習慣が、伝統として引き継がれたのだとか。
午前中からまったりカフェで過ごす人々。
ここには昔ながらの木製の橋。
この島はレース工芸でも有名です。
カラフルな路地裏に黒猫。
本島に戻り、再びサン・マルコ大聖堂へ。
日が出ているうちはやはり人出が夜の比じゃなかった。
ビザンチン様式の黄金に輝く内装は圧巻。
昔のモザイクアートの展示。
二階部分からの祭壇方向の眺め。天井がまだまだ高い。
展望エリアにも行けます。
お次はお隣にあるこの鐘楼に登るぞ!
エレベーターで楽々展望台まで。
実は、この鐘楼はかのガリレオ・ガリレイが天体観測をし、地動説に確信を持った場所でもあるとのこと。恥ずかしながら実際に行くまで知りませんでした。こういう発見も旅の良さ。
鐘楼の上から眺めるサン・マルコ広場含むパノラマビューがが圧巻。
ヴェネツィアに来たら絶対行くべき場所の一つですね。
昼のゴンドラ。あちこちにある橋の上で待っていれば結構な頻度でやってきます。
低い橋を通るときは屈んで頭をぶつけないようにする船頭さん。
ヴェネツィアの有名スポット。
昔、右手にある牢獄に送られる受刑者が最後に通ったため「溜息の橋」と名付けられた橋が奥に見えます。
待機中のゴンドラがいっぱい。
せっかくなので私たちもゴンドラに乗ってみました!
ゆったり30分、超ベテランの船頭さんの操船技術に感心しながら優雅な時を過ごさせてもらいました。
日が落ちた後、続けて散策。
こちらは「学術の橋」、大橋の中でも今でも木造である珍しい物。
ちょっと暗いですが、この橋の上からの眺めもまた有名ですね。
もうひとつ行ってみたかった場所がこの古本屋 Aqua Alta。
本をゴンドラに展示しているのが特徴。
水に囲まれたヴェネツィアではたまに洪水が起こり、その際被害に遭った本を映像と共に歴史資料として展示してあります。
ほぼ中世当時のままの排水システムはこういう問題を起こすこともあるわけですね。
あとは看板猫ちゃんたちに癒される場所でもあります。
一匹かと思ったら最低三匹はいてびっくり。
早朝の駅前。
そんな感じでヴェネツィアの旅を終えました。
唯一無二の町並みを自分の足で探索できたこと、そしてソレアナの景色の大元を知ることができたことでとっても満足。
スパゴニア・シエナ Siena
次の目的地はトスカーナ地方にある古都・シエナ!
ここが実はソニックワールドアドベンチャーのスパゴニアのモデルであるという話を知ったのは、なんと訪問前日の事でした。気づいて良かったー!
トスカーナ特有の糸杉が並ぶ風景を進み…
時計塔が目立つ赤茶色の町並みが見えてきました。
やってきましたシエナの町!
旧市街への入り口からも見える時計塔。
先ほどの入り口を振り返った図。
シエナの17地区の一つ、Ondaの旗がはためきます。
良い感じの段差つき路地。夜ステージに出てきそう。
スパゴニアの昼ステージ序盤のように、くねくね曲がって広場に到達するメイン通り。
ここがシエナの中心地・カンポ広場!
地面は時計塔に向かって傾斜が付いており、全体がすり鉢状になっています。
クローズ時間ギリギリでなんとか鐘楼に登るチケットを確保。
冬時間はどこも閉館時間が早いのでご注意。
中の階段は一方通行なので、信号で順番を待ちます。青になったので出発!
200段以上ある階段を昇っていきます。
スパゴニアの昼ステージでは外から、夜ステージでは中をアスレチックしていきましたね!
新旧入り混じる時計台の機構。
展望台まで昇ってきました!
大きな鐘がふたつあります。
まさにオレンジルーフスな景色に感動!
あのゴキゲンなステージBGMが聴こえてきそうです。
シエナのパノラマビューを堪能。夕暮れ時でさらに町がオレンジに。
スパゴニア昼ステージの、クイックステップで細い路地を抜けた後の大ジャンプ!をイメージ。
上から見たカンポ広場。
夏にはここで地区対抗の競馬大会が開催され、その時は人でいっぱいに。
騎手は手綱だけで馬を駆り、狭い急カーブコースの上に妨害ありの激しい競争が繰り広げられるそうな。
次に目指すはあのシエナ大聖堂。
塔を下りる道中でパシャリ。
右手奥に見える噴水、ゲーム内でも塔を下りた先にありましたね!
たくさんの彫像で飾られています。
手前はシエナのシンボル・ロムルスとレムスを育てた雌オオカミの像。
オオカミ像は、塔の地上階にあるものが町のシンボルとして一番有名なようです。
さらに町中散策。道の両側にたくさんお店が出ていて賑やかです。
干し肉に巨大なニンニク!
建物の外に飾られている絵皿。
日が落ちる前に間に合った、シエナ大聖堂!
内装がとても豪華で目を見張るものがあります。
若かりし頃のミケランジェロの作。さすがの人体造形の美しさです。
教会内の図書室エリアも立派。
ミサで使われた聖歌の楽譜。カラフルで綺麗。
音符の描き方が今と違うんですね。
ここにもシエナのオオカミが。
イスの一脚一脚にも模様が彫ってある!
さすがフィレンツェと覇権を争った町。
絵画に彫像にモザイクアートに、素晴らしい作品が盛りだくさんでした。
大聖堂を出るとすっかり夜の帳が落ちていました。
夜の路地の落ち着いた雰囲気がとっても素敵です。
まだ人通りは少なくないようだ。
シエナ旧市街の門に戻ってきました。
この地区のシンボル・イルカの像。
夜のシエナ遠景。いいところでした!
今度は大学も訪れてみたいな。スパゴニアも大学町という設定でしたが、シエナ大学はなんと1240年からの歴史あり!
さて、宿泊はシエナ近くの町・Monteriggioni モンテリッジョーニ というところに宿を取りました。
山の上の城下町がそのまま今も小さなコミュニティとして残っています。
中世様式の家に泊まれるというのが面白い!
満月が近い。夜は人が少ないので静かです。
中世にタイムスリップした気分で散策できちゃう。
翌朝の町散策。みなさん庭先を植物で綺麗に飾っています。
昔の貯水槽。
昔の城壁と監視塔たち。
本来なら上に登ってパノラマビューを楽しめるのですが、残念ながら訪れた当日は火曜日で定休日…
登れたなら、ちょっとはWii版ソニワドの夜ステージAct.3に出てくる細い足場の雰囲気が味わえる…かも?
イタリアの町にはどこもたいていローマ広場がある。これもその一つ。
モンテリッジョーニの聖母教会。
質素ながらも歴史あるたたずまい。
ここはキリスト教聖職者の巡礼ルートになっており、彼らのための旅籠屋もあります。
鐘楼。そして小鳥たち。
城門のすぐ外にはオリーブ畑が。
ちょうど網を使った収穫作業をしていました。
城門から眺めるトスカーナの景色。良い。
雰囲気のあるイスとテーブル。あとは…
とにかく、
猫が、
いっぱい!!!
この子が一番人懐っこかった。
中世の雰囲気が色濃く残るシエナとモンテリッジョーニ。スパゴニアの景色の由来をこの目で見ることができて良かった! 今度はもっと細い路地も網羅して、のんびりお買い物もしてみたいな。
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カオス島・エトナ火山 Monte Etna
ソニック聖地巡礼としては今旅行最後の地点、シチリア島はエトナ火山にやってきました。
ヨーロッパ最大の活火山・エトナ火山。もともとシチリアに行くなら絶対訪れたい場所だったのですが、事前調査でその雰囲気がソニックフロンティアのカオス島の火山に似ていることに気づいたので、急遽ソニックにも同行してもらうことに! そういうわけで聖地巡礼地に勝手に追加です。
まずは車で山の中腹にあるケーブルカー乗り場まで。
すでに雪帽子をかぶったエトナ山、雄大なその姿が目の前に!
整備された山道を登っていく途中、結構な数のサイクラーに遭遇。
すごい体力だ…!
標高1900m地点にあるケーブルカー乗り場が見えてきました!
赤灰色の丘がすでに美しい。
駐車場付近ではバギーで行く低標高エリアのツアーなどもありますが、今回は素直に上の方にあるケーブルカー乗り場でチケットを購入。
立派な地図ももらえました! 最後の一枚だったようでラッキー。
チケットは①ケーブルカー往復のみ、または②ケーブルカー+四輪駆動バス+ガイド付きハイキング(約3000m地点まで)を選べます。後者は1人78€でした(2024年11月時点)。
さらに、必要であれば防寒ジャケットやブーツなどをレンタルすることも可能です。
ケーブルカーで600mの高さを空中散歩!
厚い雲の層を抜けて見えた青空が美しかった。
出発地点は雲に覆われていたので、上の天気が心配でしたが杞憂だった模様。
ケーブルカーの旅を終え、黒い火山岩の地面を踏みしめる。雲の向こうに次の目的地である頂上付近地点が見え隠れしています。わくわく!
標高2500m地点では日が当たり、風も穏やかなので体感8℃くらい? 軽い秋装備だけでもさほど寒くは感じませんでした。それでも20℃以上あった地上とはえらい違いです。
黒い火山岩のゴツゴツした岩場が不思議な景色を作り出しています。
白い雲海とのコントラストが良き。足元を流れていく雲をいくらでも眺めていられる。
四輪駆動バスを待つこと30分。ワンちゃんも一緒に登山できるんですね!
始まりましたバスの旅。窓から見えるのは黒と白と青!
500m弱の高度をうねる道のりで登っていくバス。
だんだんと頂上付近の峰が近づいてきます。
除雪車がせっせと道を作ってくれていました。
これがないとバス移動もできません、感謝。
雪に覆われた幻想的なクレーターたちを通りすぎ…
バスで来られる最高地点に到達!
これからガイドと共に徒歩で進むこととなります。
バックに見えるのが頂上、進むのはもう少し左方向へと続く道。
遮蔽物が少ないので風がとても強いです。気温は0℃、体感気温はもっと低い。
ソニックは風が気持ちが良さそう。
バスで登ってきた道を振り返る。
雪に覆われたクレーター、蛇行する火山岩の道、
薄いヴェールのような雲、そしていつもより宇宙に近い空…
現実世界とは思えない不思議な光景でした。
かじかんでくる足でしっかり地面を踏みしめて行進。
凍てつく火山灰交じりの風に体が吹き飛ばされそうになります。
3000m地点まで歩くこと30分。この壁がある場所までの強風がツラかった…
西に傾き始めた綺麗な太陽を眺めて一息つく。
あちこちに蒸気の吹き出し口が。活火山であることを再認識させられます。
ここで気持ち程度だけど手を温められる。凍えた体にはありがたい。
ソニックも硫黄蒸気bathを試してみる。でもそもそも寒さは超平気そう。
ついに徒歩で来られる最高地点までやってきました!!
向こうに見える頂上、やはり噴火口付近は温度が高いのか雪が少ないですね。
そして頂上に掛かっているのは雲ではなくて蒸気のよう。
前回はたった4か月前に噴火したエトナ火山、今でもとってもアクティブです。
同じ地点の反対側の風景、雪に覆われた巨大な連続クレーターの美しさを堪能する。
ところでここが一番の強風地点です。吹き飛ばされて崖から落ちないように!
雪がない方が更にカオス島っぽいかもしれませんが、この白と黒のコントラストが私は大好きです。
下りの帰り道は20分ほどでバスがお迎えに来る地点まで帰還完了。
あの寒さの中の一時間ハイキングのあとでまだ走ってはしゃげる子供たち、元気だ。
バスの中は暖房が効いていて生き返る気持ち。
山を下るにつれて雲が霧となり視界が悪くなってくる中、安全運転をありがとうございます。
ケーブルカー乗り場のカフェで休憩したあと、中腹に戻ります。
雲が上の方に移動したようで、火山岩の上でもけなげに育つ植生がよく見えるように。
帰りの山道は紅葉した木々で彩られていました。
無骨な火山岩の上に生える木々のコントラストが良い。
翌日、近くの町タオルミーナTaorminaから眺めたエトナ火山。
登山の素人でも短時間でここまで頂上に近づける活火山なんて、世界中でも珍しいのではないでしょうか。大地の躍動を感じる唯一無二のツアーでした。ソニックとも一緒に行けて大満足!
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旅行中に訪れたその他おススメの場所
10日間のうちにいっぱい詰め込んだイタリア旅行。ソニック聖地巡礼以外に訪れた場所もちょこっとご紹介!
・サンマリノ San Marino
と言いながらいきなりイタリアではなく、ここはイタリアの中にある小国家で世界最古の共和国。ヨーロッパでは3番目に、世界では5番目に小さいこの国は、主に観光業、硬貨・切手の製造、非課税商品の販売で成り立っています。
標高700m以上あるティターノ山の上に作られた旧市街。中世そのままの町並みと、城壁に付属する監視塔からの眺めが最高! トスカーナの風景を一望できます。
第一の塔から。素晴らしい眺め。
第一と第二の塔をつなぐ「魔女の道」。坂道は結構傾斜がすごい。
硬貨・切手博物館。5€でパスポートに入国スタンプを押してもらうこともできます。
通りには何故か銃や刀剣を売っている店もある…しかも免税。
土産屋でなぜか天井から吊られていたソニックぬいたち。もちろん免税。
旧市街の出入り口である門の前で、手旗信号で車両と歩行者を制御する警察官。
ピシッと腕を伸ばす姿がカッコイイ女性警官でした。
一つの独立した国であっても共通語はイタリア語、食事もイタリアンとほぼ同じ。
中世の町並みに混ざる不思議な土産屋、コレクター垂涎もののコインや切手たち。
なんだか現代なのに異世界にタイムスリップしたような気分でした。
ぜひ天気のいい日に訪れて、塔の上からの絶景を堪能してほしいです。
・カゼルタ Caserta
世界遺産の宮殿で有名な町。ヴェルサイユ宮殿を越えんがためブルボン朝時代に建設されたこの宮殿、建物内も広いのですが、さらにすごいのがまっすぐ伸びるその庭園。なんと片道3km以上! 端がかすんで見えるくらい。
訪れた日はあいにく雨だったのですが、ミニバンのサービスがあったのでありがたく端まで乗せてもらいました。
庭園の端から宮殿を望む。ひっろい。
庭園の端にある、ディアナとアクタイオンの噴水にて。
女神の水浴びを覗いてしまった罰として自分の猟犬たちに襲われるアクタイオン…
(結構好きな神話です、理不尽なところがとても神)
イングリッシュガーデン内にあるウェヌス(ヴィーナス)の泉。
ハスの池の中に佇む神殿。
宮殿入口にて、ちょっとへにゃっとした表情のライオン。
宮殿内チャペル。世界大戦の爆撃で破壊された部分が意図的に残してあります。
王の間。とにかく豪華。
数えきれないほどの部屋。
王朝の権力をこれでもかと見せつけられる訪問でした。
あれだけ広い場所を綺麗に保つのも大変そうだ。
雨でなかったら庭散策にもっと時間をかけられたかも。(なんて考えてたら次の目的地にあわや間に合わないところでしたが)
・ポンペイ Pompei
言わずと知れた、一夜にして火山灰に埋もれた町。発掘された町を当時の生活に思いを馳せて歩くことができました。
閉館時間ギリギリに到着し、滑り込みでチケットを購入。隣の入場ゲートをくぐる時はすでに数分過ぎていたのですが、快く通してくれる受付の人。イタリアはこの辺寛容で助かります。
西暦79年の噴火でポンペイやヘルクラネウムを埋没させたヴェスヴィオ火山。雄大。
車道と歩道が分離されているポンペイの道路。
雨の日は真ん中が水路となり、歩道には水が溜まりにくい仕組み。
ポンペイを守るように配置された、手足を失った青銅像。
半円劇場跡。
教科書で見た石膏像が目の前に…!
あちこちに壺がいっぱい。台座に埋め込んであるものは何用だろう?
悲劇詩人の家にて、「猛犬注意」のモザイクアート。
メインの広場(フォーロ)にある、頭の一部と腕を失ったケンタウルスの守護像。
左奥にユピテル神殿。その奥には雲のかかったヴェスヴィオ火山が。
もっと時間を掛ければ町のもっとずっと奥まで散策できたのですが、閉館時間になってしまったので上記地図の左半分をサラッと見ただけで今回はお開き。
二時間の滞在だけでもとても良い経験となりました。町を隙間なく埋め尽くした火山灰によって消えてしまった町、そのおかげでこうして後世に見える形で残っている部分も発掘されてから徐々に酸化による劣化が始まっている。やはり自然には勝てませんね。
・チェファルー Cefalù
もともとの旅程になかったものの、前日の宿泊先の主人のおすすめで立ち寄ってみることにしたシチリア北部のこの場所は、今回の旅行で一番海に近く、美しい宝石のような素敵な町でした。
旧市街に上ってきたところの道の風景。穏やかな時間が流れている。
賑やかデザインな街の地図。浮き彫り仕様です。
カラフルな壺が並ぶ路地。
奥にそびえる崖の上からの眺めは絶景らしい。今回は残念ながら時間がなくパス。
途中で見かけた素敵なおうち。
この店のお兄さんのフレンドリーな接客につられて、美味しいトリュフの調味料を買いました。おすすめ。
やってきました、チェファルーの大聖堂。立派なたたずまい。
この広場でとある映画が撮影されたそうです。
天井がとても高い教会。ステンドグラスが抽象的。
モザイクアートを近くで鑑賞できるコンビチケットで、祭壇上の作品を堪能。
昔の崩れてしまったモザイクアートも間近で鑑賞可能。
先ほどのチケットで塔の上にも登れます。
やはり鐘はいい。
教会の塔からこんな素晴らしい眺めが…!
晴天とオレンジ色の屋根の対比が良い。
ビーチの近くまで行ってみました。
11月なのに太陽がまぶしい、さすがシチリア。
ティレニア海の大波と雲と。
チェファルー夏の風物詩、Ntinna a Mariの優勝者名が書かれたタイルたち。
水上に渡された16mほどの棒を綱渡りし、その先に取り付けた旗に最初に触れたものが優勝するという伝統らしい。
海を覗く素敵なアーチゲートがありました。
夕方でもきっと綺麗だな。
ゆったりと時間が流れる隠れたリゾート地、とても明るくて素敵な町でした。
シチリアを訪れるならぜひ行ってみてください。
・タオルミーナ Taormina
エトナ火山の話でチラッと書きましたが、シチリア東部の拠点にしたのがこの町。この断崖絶壁にある町もとても綺麗でシチリアンな雰囲気あふれる場所でした。
海の傍でありながら旧市街はだいぶ山の上にあるため、町へ到達する道のうねり具合がすごく面白い。Google Mapsでぜひ確認してみてください。
メインのウンベルト通り。日曜日の朝は人通りは控えめ。
ここにも階段には壺。
シチリアと言えばレモン!
シチリア名物Canelliのお店、目立つ。
アイス入りバージョンをいただきました。シチリアはピスタチオも美味しい。
旧市街の中心にある Piazza IX Aprile =「4月9日広場」。
↑の写真から後ろを振り返ると、海とヴェスヴィオ火山のパノラマビューを堪能できます。
タオルミーナ教会。
ミサが始まる前にサッと中を見学させてもらいました。
いろいろと立派な赤大理石製。
カターニア門を出た先の展望台。ここからも良い景色。
シチリアファッション!
泊まったアパートメントホテルからの朝日が綺麗だった。
こぎれいで路地散策の楽しい町でした。ロープウェイで行ける崖下の海岸沿いや、さらに崖上にあるマドンナ教会、そしてシチリアでシラクース(も行ってみたかった…)に次いで二番目に大きいというギリシャ式劇場にも足を延ばしたかったのですが…また次回ということで。
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さて、今回の旅行記はこれで終わりです。ソニック聖地巡礼地以外にも実にたくさんの場所を訪れ、いろいろなものを知ることができて、大満足のイタリア旅行でした。
一度の旅行ではあっちもこっちも…とできるだけたくさんの場所を訪れたいと思っちゃうものですが、今度の旅行はもっと時間に余裕を持たせてゆったり行きたいですね。冬時間だと日が暮れるのが早いので、行動できる時間が短いのも難しいところでした。夏の炎天下&ハイシーズンで観光客だらけの中をずっと移動するよりは全然マシだと思いますが。
さて、今度はどこに行こうかな。
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一日一日噛みしめて。